【インタビュー:キャンプ場検索・予約「なっぷ」】DFPを導入したワケとは

キャンプ場の口コミを見ながら検索や予約ができる「なっぷ」はいわばキャンプ場のマッチングサイト。情報提供しているキャンプ場は予約が成立した場合のみ、仲介手数料をなっぷに払う仕組みになっている。システム利用料は無料。サイトに合う広告運用について試行錯誤した経緯をおうかがいした。

スペースキー入社前はイベントホールのコンサルティングやマネージャをしていました。2014年10月に現在の会社に入社し、Web業界との関わりはここからとなります。

学生時代にバイクの荷台にテントを積んで野宿ばかりしていたので、アウトドアはもともと好きな方です。Web業界は未経験の分野でしたが、面白そうだと思って応募しました。先が見えないほうが面白いと思うタイプです(笑)。


現在はSEOを重点的に整備

「なっぷ」は2013年4月スタートなのでまだ新しいサイトです。まずはWebのインバウンドを確立する、つまりSEOを優先しています。
SEOで有効な手法はこれまでいろいろと変遷があります。最近Googleは機械学習の技術を用いた「RankBrain」というアルゴリズムを採用していると発表しました。小手先のテクニックばかりではなく、何がユーザーのためになるかを考え実行すれば評価されるようになってきているので、いい状況だと思います。

現在「なっぷ」ではキャンプ場情報の掲載は無料、システム利用料も無料としています。サイトを訪問したユーザーがキャンプ場を予約すると一定の割合で仲介手数料をいただく形となっており、完全に成果報酬です。

ホテルの宿泊予約と比べると単価が低く、ビジネスとしては難しい面もありますが、以前に比べて売上が上がったというキャンプ場さんの声や、キャンプ場の選択肢が広がったというユーザーさんからの声をいただくと、もっといいサイト・サービスに仕上げていこうという気持ちになります。

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SSPを運用開始するものの、AdSenseに一本化

閑散期の収益改善に向け、2015年5月から広告運用を開始しました。まだ1年と少ししかたっていません。ぺーぺーの初心者です(笑)。

当初は全く広告の知識がありませんでした。調べていくうちに「アドテク」というワードにたどり着き、SSP事業者に問い合わせしながら広告運用を開始しました。弊社は小規模なので意思決定のスピードはとても速く、いいなと思ったら即座に試してみます。良さそうなら導入し、効果が出なければいったんお休みです。

まずはSSPとAdSenseを利用しはじめました。SSP事業者に私たちのAdSenseタグを渡し、SSP事業者側で広告の在庫がなければAdSenseが表示されます。SSPだとRTB(リアルタイムビッティング)で、その瞬間に最も単価の高い広告が表示されます。しかしサイトコンテンツと合わない広告が表示されることも多々あります。「なっぷ」はキャンプ場を探したいという顕在化したニーズに応えるサイトで、訪問者のほとんどはアウトドアが好きな人たちです。それだけに、サイトコンテンツに合わない広告が表示されると、せっかく広告単価が高くてもクリックされない傾向がありました。結果的に収益が下がると判断してSSPは利用開始から4~5か月ほどでいったん休止し、AdSenseに一本化することにしました。

もしかしたら細かく設定すればSSPとAdSenseを両立できたのかもしれないので、これは失敗談になるかもしれませんね(笑)。ただSSPの運用は事業者さんと地道に調整することが多く、コミュニケーションコストが多いのが課題でした。1日に5~6社とやりとりしていたと思います。広告収益はあくまで補助的なものなので、運用コストを削減するためにAdSenseだけに絞ることにしました。


導入の敷居の低さからGoogle DFPを導入

話は前後しますが、純広告を販売するためにアドサーバーの導入を検討しました。「なっぷ」はニッチなサイトです。言い換えると閲覧するユーザーが「アウトドアが好きな人」に見事なほどセグメント分けされています。そのため純広告の効果は高いと考えました。

アドサーバーの選定に当たり、選択肢は3つありました。自作するか、他社のアドサーバーか、GoogleのDFPか。自作するにはエンジニアが足りませんでした。ほかのアドサーバーだとどうしてもイニシャルコストがかかってしまいます。そこで無料で使えるGoogleのDFPにしました。

GoogleのDFPだと敷居は低いのですが、情報が少ないので大変です。後でGoogleのFAQに掲載されていたと知ったことも少なくありません。必要な情報にたどり着くのが難しく、FAQにあったとしても説明文がこれまた難しく(笑)。FourMさんから何度か教えてもらいました。

これと関連して、やろうとすることはできたとしても「この方法でいいの?」と確信が持てないことも多いです。何せまだDFPに関する情報がネットで出回っていないため、情報収集には苦労しています。暗中模索です。毎日アドテク関係のキーワードで記事を探すなど、できるだけキャッチアップしているところです。

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DFP導入のメリットは工数削減や細かい配信設定

DFPを導入したメリットは工数削減ができたことです。DFPにしてからはタグの設定をエンジニアやデザイナに依頼することなく、私だけでできるようになりました。今は予約システムの改修が優先なので、エンジニアやデザイナが本来の仕事に専念できるようになりました。弊社のように規模が小さく、広告運用にリソースが割けないところはDFP導入がだいぶ助けになると思います。

広告収入がDFP導入でどう変化したかと考えると、導入してからまだ1年足らずで、季節変動もあるため比較は難しいです。ただ運用工数が減ったのは明らかです。広告収入も地道に上がっており、数値としては出にくいですが効果は出ていると感じています。

DFPの良さはOSや地域などで広告を分けることができるところです。実は広告主さんからの要望として「iOSだけに出したい」、「千葉限定で出したい」というようなものがあります。広告主の要望に簡単に応えられるのがDFPの良さだと思っています。

常に意識しているのは「三方良し」となることです。広告主・媒体・ユーザーの全てが広告を「出す・掲載する・見る」ことで満足できる状態を模索しています。中心点を見つけるのが難しいところですが、バランスが大事だと考えています。

もともと「なっぷ」はキャンプ場情報を必要な人にきちんと届けたいという思いから始まりました。参入した2013年は、アウトドア関連のWebサービスのほとんどが撤退していて、アウトドアに関する情報を探している人にとって厳しい状況でした。

弊社ではあらゆる人にアウトドアやキャンプに関する情報を届けたいと考えています。広告運用も含め、サイト運営をはじめとしてアウトドア業界全体を盛り上げていきたいです。

AdSense広告の許可とブロック機能で配信される広告の種類をコントロールしよう

Google AdSenseでは、基本的には設置したウェブサイトの内容に応じて、関連性の高い広告が自動で配信されるようになっています。しかしこれは絶対ではありません。そのため、場合によっては予想外の広告が配信されることもあります。この状況をどうすれば防止できるのかご紹介していきます。


広告の許可とブロックを有効活用する

不用な広告が配信されないようにするには「広告の許可とブロック」機能を利用して、配信される広告の内容をコントロールしましょう。「広告の許可とブロック」機能はGoogle AdSense管理画面の上部にある「広告の許可とブロック」から設定ができます。「広告の許可とブロック」機能の設定画面を開くと、いくつかのタブが表示されます。今回はこのうち「広告主のURL」「一般カテゴリ」「デリケートなカテゴリ」「広告ネットワーク」の4つについて具体的に説明していきます。


特定の広告主をブロックできる「広告主のURL」
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「広告主のURL」では、特定の広告主(表示された広告をクリックした際のリンク先URL)を指定して登録することで、その広告主からの配信をブロックすることができます。

使い方は「広告の許可とブロック」の画面から「広告主URL」を開き、ブロックしたいURLを入力。その後「URLをブロック」ボタンをクリックすればOKです。
こうすることで、広告をクリックした際に表示されるリンク先(URL)がブロック一覧に登録されている広告については、以後表示されなくなります。「どうしても広告を載せたくない会社がある」、「特定の広告主のクリック率が異常に低い」、などの理由があれば、効果を発揮するでしょう


一般的な広告をブロックできる「一般カテゴリ」
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「一般カテゴリ」では、Google AdSenseが設定しているカテゴリごとに、広告配信の許可・ブロックを設定できます。自分の商品を販売しているウェブサイトの競合広告ジャンルをブロックする場合に利用しましょう。設定を変更する場合は、ブロックしたいカテゴリのチェックを外せば、そのカテゴリに属する広告が表示されなくなります。

ただ、含まれるカテゴリは一般的なものであるため、通常のウェブサイト運営ではあまり利用する機会がありません。特別な事情がなければ、すべて「許可済み」にしておくことをおすすめします。


刺激が強い広告をブロックできる「デリケートなカテゴリ」

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「デリケートなカテゴリ」には、一般カテゴリには属さない広告が含まれます。具体的には「一攫千金」「出会い」、「医薬品、サプリメント」「消費者金融」などです。つまりGoogleが不快に感じる可能性が高い広告カテゴリに対して広告配信の許可・ブロックを設定することができます。設定は一般カテゴリ同様で、チェックを外すことで表示されなくなります。

管理しているウェブサイトのテーマに合わない「デリケートなカテゴリ」の内容があればブロックしておきましょう。「デリケートなカテゴリ」に含まれる内容は、読者によってそれ以降あなたのウェブサイトを訪れなくなるほどの、ネガティブな要素を含んでいます。そのため、事前に内容を確認してブロック設定しておくことが賢明です。
ただし、こういったデリケートなジャンルは内容が刺激的であるため、クリック単価が高くなりやすい傾向があります。特に選挙時期中の「政治」カテゴリは、クリック単価が高騰しやすいです。そのため、収益性と読者視点、双方のバランスを考えて選択することがおすすめです。


不必要な広告主からの購入を防ぐ「広告ネットワーク」

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Google AdSenseの広告枠には、広告主がGoogle認定の広告ネットワークで落札して配信された広告が表示されることもあります。この広告ネットワークからの配信をブロックしたい場合は「広告ネットワーク」を設定しましょう。そうすれば、広告ネットワーク単位で広告配信の許可・ブロックが可能になります。「広告ネットワーク」をブロックすると、その広告ネットワークはあなたの広告枠を購入できなくなり、不必要な広告掲載を防止できるのです。
しかし、配信されている広告がどの広告ネットワーク経由で購入されているかは、不明であることが多いのが現状です。そのため、この機能の利用頻度は少ないでしょう。「このような設定もできる」という程度で理解しておきましょう。


状況によって広告のコントロールをしよう

今回はGoogle AdSense広告の許可とブロックについて4つの機能を説明しました。利用頻度が高いのは、「広告主のURL」と「デリケートなカテゴリ」の2機能によるブロックでしょう。ただ、たくさんのURLやカテゴリをブロックしてしまうと、その分単価の高い広告が配信されなくなってしまう可能性もあるため注意が必要です。繰り返しになりますが、「収益性」と「読者視点」のバランスを意識して設定することをおすすめします。

Written by Google マスター

収益を増やすためにテキスト広告とディスプレイ広告の両方を配信させよう

Google AdSenseを利用してウェブサイトに設置できる広告ユニットには「テキスト広告」と「ディスプレイ広告」と呼ばれる2種類の広告を配信することが可能です。それぞれの広告の違いや、効果的な広告方法について見ていきましょう。


まずはそれぞれの広告タイプの違いを知ろう
「テキスト広告」はタイトルと解説文、そしてリンクの3要素から構成された情報が掲載される広告です。一方、イメージ広告とも呼ばれる「ディスプレイ広告」は画像やアニメーション、動画などで情報が掲載される広告です。

広告のタイプは Google AdSenseの管理画面 > 広告の設定 の画面にある「広告タイプ」という項目より設定できます。具体的には【テキスト広告とディスプレイ広告(両方を表示)】【テキスト広告のみ(を表示)】【ディスプレイ広告のみ(を表示)】の3パターンから最適なタイプを選択します。

一般的にクリック率はテキスト広告のほうが、クリック単価はディスプレイ広告のほうがそれぞれ高くなる傾向にあります。


Google AdSenseの広告配信の仕組みも重要

Google AdSenseを利用するなら広告配信の仕組みについても知っておきましょう。Goolge AdSenseに掲載される広告は、Googleが広告主向けに用意しているサービス「Google AdWords(グーグルアドワーズ)」を介してオークション形式で決まるのです。そのため、Google AdSenseの広告ユニットに設定している広告の種類が幅広いほど、オークションに参加する広告主が増加します。その結果、広告のクリック単価も高騰する傾向があります。

なお広告ユニットに配信される特にサイズの大きい広告ユニットには「ディスプレイ広告が表示される場合」と「ひとつの広告枠内に複数のテキスト広告が配信される場合」があります。例えば、ディスプレイ広告のほうが複数のテキスト広告よりも評価が高い(クリック単価が高い)場合は、ディスプレイ広告が優先的に表示される仕組みとなっています。


初期段階では両方の広告配信がおすすめ

ここまでの話を踏まえて気にしたいのが配信可能として各広告ユニットに設定する広告の種類です。注意したいのは、配信される広告の種類を【ディスプレイ広告のみ】【テキスト広告のみ】といったように片方のみに設定してしまうことです。これにより、同じ種類の広告同士でオークションが発生してしまし、収益を最大化させられない可能性が高まってしまいます。

そのため、初期段階では、テキスト広告とディスプレイ広告の両方が配信される設定をおすすめします。例外として、管理するウェブサイトが文章主体やビジュアル重視である場合が考えられます。このケースでは相性の悪い広告によって、ウェブサイトの雰囲気が壊れてしまうおそれがあるため、注意しましょう。

Written by Googleマスター

プレースメントターゲットの説明文はときどき見直そう

Google AdSense を使ってウェブサイトに広告を表示させる場合、配信・表示される広告枠(あるいはその枠が設けられているサイト)の特徴や配置位置を広告主に対してアピールできる設定機能として「プレースメントターゲット」と呼ばれるものがあります。

この設定機能を使うことで、広告の配信を行っている広告主側から見た際により効果が高く見込めるであろうウェブサイトが把握しやすくなり、結果的に配信される広告のクリック単価の上昇(=収益額の増加)に繋がる可能性が高まります。

そんなプレースメントターゲットですが、この内容は運営するウェブサイトの状況に合わせて適切修正するようにしましょう。ウェブサイトは生き物です。更新を続ける中で、開設当初と1年後では広告の配信位置やサイズが変わる、あるいはそもそも取り扱うメインテーマ自体が変わる、といったことも起こりえます。ウェブサイトを更新しているのであれば、プレースメントターゲットに入力してある情報も合わせて最新の内容に修正しましょう。

 

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プレースメントターゲットを修正するには Google AdSense の管理画面より「広告の設定>カスタムチャネル」と進みます。ここで表示されるチャネル一覧より、プレースメントターゲットの内容を修正したいチャネルを選択します。既にプレースメントターゲット設定がされているチャネルに関しては、一覧に表示されている【説明】の項目に、現在入力されている説明文章が表示されています。

 

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修正するチャネルの設定画面を開いたら、現在のブログの状況に合わせた説明文となるよう、内容を修正しましょう。特にチェックしておきたいのはページビュー(PV)数や訪問者属性。これらはプレースメントターゲット設定をした当時と変わっているケースが比較的多いといえます。

より正確な情報を明示することで、広告を出稿したいと思ってくれる広告主と出会える可能性も高まります。ぜひ、こまめにメンテナンスするようにしておきましょう。

 

Written by Googleマスター

SSPのフィラーに設定したAdSenseの収益が下がる理由とは?

インターネット広告における市場拡大に伴い、ネイティブ・動画・スマートフォン専業など様々な広告会社やSSPが立ち上がり、メディアはあらゆるサービス、提案を受けられるようになりました。

その1つに広告会社さんからこのような提案があるとメディアさんからよく聞きます。

「現在、配信しているアドセンスの上に当社の広告を被せて配信することで広告収益が向上します。フロアプライスを設定しており、現在のRPMより低い広告が配信されることはないのでノーリスクです。」

 

それ、本当にノーリスクでしょうか?

いいえ、ノーリスクではありません。

 

収益損失リスクがあるため、十分に気をつける必要があります。その可能性について以下に図を示しながら説明していきます。

まず、平均RPM150円のアドセンスの上に、広告AをフロアプライスRPM151円以上に設定して配信すると、一見確かに広告収益は向上したように見えます。

 

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しかし、アドセンスでは1,000以上のDSPと連携し、他広告より単価競争が最大化しやすいため、他広告に譲り渡した箇所でRPM500円以上の高単価なアドセンス広告が流れていることも少なくありません。

そうすると、本来、高単価で広告配信できるcookie保持ユーザーに対して他広告経由でアドセンスより低い単価の広告が配信されることになります。

 

図2

 

そして、次に予想されることは配下に設定しているアドセンスのパフォーマンス低下です。高単価で広告配信できる先頭箇所への配信がなくなってしまうため、アドセンスの平均RPMが下がることがあります。時期による単価変動要因と思いがちですが、実は被せ配信の影響を受けていたりします。

 

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それに伴い、広告Aにおけるフロアプライスを下げる提案を広告会社さんから受けることがあるようです。その提案通りにフロアプライスを下げると・・・

 

 

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フロアプライスを下げると、広告Aの収益が下がりやすくなります。

 

 

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さらに、アドセンスとの相性が良くない場合には、広告の呼び出し回数だけが増加して配下にあるアドセンスの表示遅延が発生します。

そうすると、アドセンスを配信できる一部のcookieに対して広告主から入札されない事象が発生し、収益機会損失が発生します。(本来配信されるはずのインプレッション数が減少することで表示遅延発生に気付くことができます)

 

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このような負のスパイラルを避けるためには先頭配信における提案を表面的に捉えるのではなく、以下のような徹底したヒアリングを行いつつ慎重に広告導入を検討していく必要があります。

 

「表示遅延は発生しないか?」

「広告枠全体として広告収益が向上するか?」

「収益が下がるリスクはないか?」

 

この案件についてはSSPとアドセンスの配信検証を繰り返している『サイト運営者向けGoogle認定パートナー』にセカンドオピニオンとして相談することも対策の一つです。

なお、アドセンスとの相性にもよるため全ての広告サービスが該当するとは限りませんが、この事象は配下がアドセンスに限らず、他のアドネットワーク広告を設置している場合にも発生する可能性があるので要注意です。

もし、このような提案を受け入れる際は、部分計測で済ますことなく、広告枠全体で収益を計測することでリスク回避していきましょう。適切な広告管理・計測方法についてはこちらの記事より確認できます。

現時点ではアドセンスのパフォーマンスは業界内においても比較的高い水準にあるため、むやみに広告を被せることで収益を損失するリスクがあることを覚えて下さい。

 

Written by マキシマム

どのページが収益を上げているのかを知ろう!

Google AdSenseのパフォーマンスレポートでは「ウェブサイトごと」あるいは「広告ユニットごと」といった分類で収益が確認できます。しかし「どのページがどれだけの収益を上げているか」といったより詳細なデータは確認することができません。

そこで登場するのがGoogleアナリティクスです。Google AdSenseとGoogleアナリティクスを連携させることにより、Googleアナリティクスの管理画面内でGoogle AdSenseの収益性の高いページを確認することができるようになります。

 

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Googleアナリティクスを開いたら、画面左に表示されるメニューから「行動>サイト運営者>サイト運営者のページ」を選択します。これで各ページがどれくらい収益をあげているのか、といったデータが表示できます。

 

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Googleアナリティクスではページごとに、Google AdSenseの収益額やクリック数、クリック率、有効CPM(RPM)などが確認できます。データを見て「このページは収益額が高い」「あのページの広告はクリック率が低い」と思うだけで終わらせるのではなく、クリック率の高いページに共通している要素は何かあるのか、RPMが高いページに何か共通しているテーマやジャンルなどがあるのか、といったページごとの特徴や傾向もぜひ意識しながら確認するようにしてみましょう。

そしてデータを眺める中で何か気になるポイントが見つかれば、そこから仮説を立て、ページ内に反省させて、変更した結果がどうなったのかを検証し、効果が出ていれば続ける、効果が見えなければ戻すといった改善に繋げていきます。こうした分析→仮説立案→実行→検証→確認の繰り返しが、ウェブサイトの収益性をより高めていくためには重要となります。

 

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さまざまな角度からの分析を
Googleアナリティクスで確認できるAdSense収益に関するデータは、はじめに表示されるリスト形式だけではなく、円グラフ、棒グラフといった他の表示形式に変更して確認することも可能です。データの表示形式を変えてみることで、視覚的に受ける印象が変わる(新しい事象に気付ける)ケースもあります。ぜひこういった機能も活用し、さまざまな角度からデータを検証してみましょう。Google AdSenseのデータに慣れていない人向けの資料などでは、数値よりも視覚で直感的に理解できるものの方が好まれる場合が多いですので、この機能はかなり活用できるはずです。

さらにGoogleアナリティクスで確認できるこれらのデータは、メールに添付して送る、CSV形式のファイルに外部出力するといったことにも対応しています。Google AdSenseとGoogleアナリティクス、2つのサービスのデータを統合して分析することで、運営するウェブサイトの足りない部分、今後さらに強化すべきポイントなどがより可視化されていきます。

 

Written by Googleマスター

PCとモバイルの収益差を分析しよう!

数年前までは影も形もなかったスマートフォン。現在では大多数の人が所有する、無くてはならないデバイスとして普及しています。これに伴い、ブログやウェブサイトを閲覧するタイミングも、従来のスタイルである「自宅や会社のパソコンからじっくり読む」から「通勤中の移動時間などちょっとした合間を利用して手軽に流し見る」といった人が増えてきています。

そのため、Googleアナリティクスなどのアクセス解析サービスを活用して訪問者のデバイス別の比率(ウェブサイト訪問時に閲覧者が使っていたデバイスの種類の比率)や推移(デバイス比率を長期的に見たもの)を確認してみると、ウェブサイトのジャンルによっては訪問者の半分以上がスマートフォンやタブレットといったデバイスを用いてウェブサイトを閲覧しているという状況も珍しいことではなくなってきました。

 

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Googleアナリティクスの「ユーザー>モバイル>サマリー」から訪問者のデバイス別の比率を確認できます。Desktopがパソコンを、mobileがiPhoneやAndroidを代表とした、いわゆるスマートフォンを、tabletがiPadやAndroidタブレットといったタブレット端末を表しています。

 

パフォーマンスレポートを活用しよう

ウェブサイト閲覧時に訪問者が使っているデバイスが変わりつつあるということは、すなわち、広告の収益比率にも動きがあって当然と考えるべきです。パフォーマンスレポートを用いて、まずはパソコンとスマートフォンそれぞれで収益に違いがあるかを確認してみましょう。

Googleアナリティクスで確認した結果、もしスマートフォンからの訪問比率が高い(スマートフォンを使って閲覧しているユーザーが多い)にも関わらず、Google AdSenseのパフォーマンスレポートで成果が低い(スマートフォンを使っているユーザーがAdSense広告をクリックしていない)のであれば、何かしら原因があると考えるべきです。

 

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Google AdSenseのパフォーマンスレポートで 一般的なレポート>広告ユニット を表示し、画面中央上の「追加+」をクリックします。ここで新たに「プラットフォーム」を選択することで、ウェブサイトに設置している各広告ユニットのデバイス別の成果状況を確認することができます。

Google AdSense側のデバイス別の収益比率と、Googleアナリティクスで確認したデバイス別訪問比率に大きなズレが見られなければ、デバイス別に広告の最適化ができている(広告の配置やサイズ、配信内容がしっかり機能している)ことを意味します。一方、もしパソコンからの収益に大きな偏りが見られる結果となっているのであれば、スマートフォンやタブレットへの広告の最適化がなされていない可能性が高いです。

ウェブサイト自体がスマートフォンやタブレットでの閲覧に最適化されていないのか、スマートフォン向けに配置した広告の位置やサイズが最適化されていないのか。こういった原因を究明し、改善のために仮設を立てて検証する。このサイクルを繰り返すことで、より収益性の向上を見込むことが可能となります。

 

Written by Googleマスター